IT系の開発職インターンに必要と感じたこと

先日インターンの講師をしたので、そのときに感じたことを記した怪文書

本記事では業務を実際に行うものではなく、講義やハッカソンで行うものを主対象としている。

ターゲットの設定

メインターゲットととなる学生を明確に設定しなければいけない。これが出来ていない状態で行うと、内容と学生のレベル感が噛み合わず、お互いに損することになってしまう。

簡単に以下2つを考えてみる。

  • どのくらいの技術レベルなのか
  • 参加する学生は何を目的として参加するのか

技術レベル

技術レベルに関しては、「授業でC言語をやったことがあります」という学生と、「今こういうのを作っています」という学生だったら、おそらく後者のほうが技術を知っている可能性が高い。ここでどちらを選ぶかによって、当然インターンで実施する内容も変わってくる。前者であれば講義形式やハンズオンで一つのWebサービスを作るでもいいし、後者であればそれに加えてハッカソン形式でも問題ない。対象のレベルに合わせて選択肢が増えるだけである。

ここで注意したいのが、必ずしも後者のほうが良いわけではないということで、場合によっては前者のほうが良いこともある。

学生で興味を持って自分で何かを作る人は、最新の技術を使いたいとか技術レベルが高い企業で自分のレベルも上げていきたいと考える人が多い。そういった学生が興味を持ちづらい業界だったり、そもそもの企業知名度が低かったりすると、技術レベルが高い学生というのは集まりづらい。その状態でハッカソンをやったところで、結局ゴタゴタしたまま終わってしまうことが多く、学生からも自分には難しいかもと思わせてしまい、印象もあまり良くない。

講義やハンズオン形式であれば、あまり技術習得度の高くない学生でもある程度のものは完成するので、インターン参加後の印象も悪くない。また、企業側としても参加前の状態からどの程度理解して実践できるようになったかを見て、その学生の理解力や読解力などの基本的なスキルを見ることができる。

実際のところ、新卒に即戦力を求めてはいけないと思っているので、入社後の成長に寄与する読解力を見るのは間違いではないと個人的には考えている。

参加目的

技術習得度の話と少しかぶる部分もあるが、以下のようなことが考えられる。

  1. 就活を有利に進めるため
  2. 会社の雰囲気を知るため
  3. 実際の業務を体験するため
  4. 技術習得のため

それぞれは独立しているわけではなく、複数あるいは全ての場合すらある。

就活を有利に進めるため、会社の雰囲気を知るため

はじめの2つに関しては、就活を有利に進めるためなんてのはどうせどの学生も考えているだろうし、会社の雰囲気を知るために来るのはお互いにとって良い効果があるので、特記することはない。

実際の業務を体験するため

業務を体験することができるインターンはあるものの、昨今のコンプライアンスとか諸々を考えるとそこまで数は多くなく、そのインターンに参加する学生には既にある程度の実装をできることが求められるため狭き門となる。企業側にとっても、ターゲットが技術習得度の高い学生かつそのような学生にとって魅力度の高い企業でなければ実施自体が難しくなる。実施にあたって一時的に現場へ新人が配属されるのと同じ状況になる上、各学生に対して適切な課題を考える必要もある。

そのあたりの調整がうまくできれば、学生満足度も高く、企業側にとってもいい感じに採用に役立てられるんじゃないだろうか。

担当したのがこれ系のインターンじゃないのでわからない

技術習得のため

技術習得のために来る学生は、必ずしも技術レベルで述べた技術習得度の高い学生とは限らない。大学の授業でしかプログラミングをしたことがない学生が、業務で必要とされる技術を習得するための足がかりにすることだってあるだろうし、もともと個人で制作をしていた学生が、個人では触れる機会が少ないものを知るために来ることもあるだろう。

少しかぶる部分があるとしたのはこの部分で、学生がインターン参加を検討する段階で自分の目的と合致するかを考えるためである。このインターンは何を売りにしているのか、どのような技術を使うのかなど、学生の参加目的とのミスマッチを防ぐ必要がある。

企業側がこれを怠り、とりあえず優秀そうな学生に声をかけて参加させて実際の内容とのミスマッチが起きていたら、学生にとっては、お金が貰えたけどあまり良くなかった、あるいはただ時間を浪費しただけになってしまう。結局学生が入社することもなくただ社内のリソースを割いただけで終わる。

ターゲット設定と同様に、明確なインターンの「売り」を設定するべきである。

まとめ


これを聴いてた。

youtu.be